2006年10月15日

初・お二人さん

「・・・司」
「ん〜?」
「そのふざけたオーラ、捨てて」
「なぁに、ミヤちゃん。やいてるのぉ〜?だぁいじょうぶ!司はミヤちゃんも愛してるから!!」
「私はお前のこと嫌いだけけどな」
「ぐさっ」
「自分で効果音をいれるな。目障り」
「うぅ〜。ミヤちゃんつべたい。そんなこと言ってたら、司、泣いちゃうよぉ!」
「知るか、勝手に泣いとけ」
「・・・ふゅ」
「目を潤ませてもダメ」
「うっ、うぇっ、み、ミヤちゃんは、ぃひっく。そ、そんなに、うゅ。司のこと嫌いなのぉ〜、うわーん」
「あぁ、嫌いだ」
「うえーん、ふわーん」
「バカみたいな泣き声を上げるな。私までバカだと思われるでしょ」
「ミヤちゃんのバカー、わーん」
「私はバカじゃないっつーの。あ、予鈴」
「み、ミヤちゃん待ってー。置いてかないで〜」
「早くしろ、置いてくぞ」


「・・・あの二人、どーして友だちやってんだろ?」
「この学校の七不思議ね」
ニックネーム 宴花 at 13:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 深宇たちの

2006年10月03日

約一ヶ月ぶりでございます

「・・・で、ここでヘンリ8世が他の人と結婚したいばかりにイギリス国教会を開いて」
「ねぇ、深宇くん」
「前の奥さんと離婚して、次の人と結婚するんだけど・・・って、ハルちゃん聞いてる?」
「深宇くん、この際先生になったらいいと思うわ」
「初生徒がハルちゃんじゃ先が思いやられるんだけど」
「何でよ!」
「世界史が!どうしよう!って、テスト前日の夜に電話かけてきたの、誰か分かってる?」
「・・・だって」
「誰かが日付変わりかけの時間帯にやってきても不思議に思わない、ハルちゃんの母君にもビックリなんだけど」
「え?だって深宇くん来るからって言っておいたもの」
「・・・まあ、それは今置いておこう。で?」
「へ?」
「続き。やるの?やらないの?」
「やるっ!やります、深宇くん!ごめんね、ありがとう!愛してる!」
「っ!」
「深宇くん?どうかした?」
「何でもない!はい、やるよ!」
「はーい、先生。・・・でも深宇くん、本気で目指してみてもいいと思うわ」
「・・・始めるんじゃなかったの?何が?」
「先生。深宇くん教えるの上手だし、わかりやすいし、教科書も何もなくても授業できるし!」
「最後のは人が夜中にチャリとばしてすっ飛んできたにも関わらず、教科書どころかノートさえ学校に忘れてきてたとかいうことを、反省してのお言葉?」
「ごめんなさい」
「素直でよろしい。じゃ、続き。それで、イギリスでは」
「深宇くん、向いてるんだと思うんだけどなー」
「・・・おばさーん、お邪魔しましたー!」
「わー!わー!」
「・・・あのねぇ、ハルちゃん。このままだと全然進まないから言うけど」
「ごめんなさい、ごめんなさい・・・え?」
「先生になるつもりは、全くもってないよ」
「え!何で!?」
「人の顔と名前、覚えられないから」
「・・・それはすごく大きな障害だわ」
ニックネーム 宴花 at 23:20| Comment(0) | TrackBack(4) | 深宇たちの